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父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話

目次

こんな人におすすめ

  • 上司から日経新聞を読むように言われるけど、「興味がなくて読めません」っていう社会人の方
  • そもそも「経済って何?」って疑問に思っている学生の方

書評

社会人になってから気付けばもう約20年経つが日経新聞を読むことが大の苦手な俺。

だって、書いてあることに興味がわかないだもん。。あの企業がこんな事業を開始したとか、この企業の株価が上がったとか下がったとか、難しい言葉が多くてついていけません。。

会社に入って上司や先輩から日経新聞を読むように言われた人は多いよね。

彼らの主張はだいたいこんな感じ。

  • 日経新聞を読むことはもはや社会人として常識だ!
  • みんな読んでるんだから、読んでないヤツはお客さんとの会話についていけないぞ。

言ってることは理解できるし、努力はしてる。購読はしているけど真っ先に目を通すのはスポーツ欄で、そのあとは他の記事をざっと見るだけ、でも読んではいなから内容が全く頭に入ってこない。 そういう人は多いんじゃないかと思う。正直俺はそんなタイプでついに購読をやめてしまった経験を持つ。

なんでそうなってしまうかと考えてみると、そもそも経済についてなんてまったく興味がなかったのに、社会人になったからという理由で、「世の企業の動きを知ることが常識だ」、と急にそんなことを言われることがどうしても受け入れられないんだよね。自分が興味あることはとことん追求できるのに、興味がないことはできない、そういう人は多いと思う。

日経新聞嫌いの人への特効薬となるわけではないけど、少なくとも読んでいて面白いと思えるし、それでいて経済についてのそもそもの内容を学べるから、俺はそんな人にこの本はおすすめする。

もちろん今学生で、ちょっととした教養を身に着けたいという人にもものすごくおすすめ。というかこの本はタイトルにもある通り、そういう人に対しての目線で書かれている。だから読みやすい。

俺的に面白いなと思ったのが、随所にギリシャ神話に基づくエピソードを紹介しながら説明をしてくれている点。タイトルにある、「美しく、深く、壮大で、」というのはこの点からきている。こういうロマンがあって普遍的なテーマと絡めてくれると急に興味が湧くんだよね。

難しい言葉を使っていないとても読みやすい文章と、わかりやすい事例を使った説明をしてくれているので、内容を理解しやすかった。いつも難しい言葉を並べて説明してくる人にも読んでもらいたいし、自分がなにかを説明するときにもそういうことに気を付けようとも思った。

読み終えた後、少し自分の教養が高まったと感じる素晴らしい一冊だだったので、経済についてなにかのとっかかりが欲しいと思っている人には是非読んでもらいたい。

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